JR九州、観光列車「ゆふいんの森」の新造列車導入を検討
JR九州は、福岡県博多と大分県由布院・別府を結ぶ人気観光列車「ゆふいんの森」について、新造列車の導入を計画していることが明らかになりました。この動きは、利用客の増加に伴い、老朽化した既存列車を刷新し、輸送力を向上させることを目的としています。
1989年運行開始の「1世」を引退、5両編成に増強
「ゆふいんの森」は1989年に運行を開始し、現在は運行開始当初から走る「1世」(4両編成)と、1999年にデビューした「3世」(5両編成)の2編成で運用されています。関係者によると、新造列車は2031年春の完成を予定しており、老朽化が進む「1世」を引退させて交代させる計画です。これにより、編成を1両増やして5両編成とし、輸送力を高める方針です。
新造列車の詳細な外観や内装については、今後決定していく段階にあります。これまでの「ゆふいんの森」は、深緑色を基調とした外観と、床や壁に木材をふんだんに使用した内装が特徴で、大きな窓から沿線の豊かな自然を楽しめる設計が人気を集めてきました。
高い人気を背景に、利用客増加に対応
「ゆふいんの森」は、博多を出発し、久留米を経由して由布院方面へと九州を横断するルートを走行しています。ここ数年は、特に韓国を中心とした訪日客からの人気が高く、平均乗車率は8割を維持する好調な状況が続いています。この利用客の増加が、新造列車導入の背景にあると見られています。
JR九州は、観光需要の拡大に応えるため、列車の近代化とサービス向上を図る姿勢を明確にしています。新造列車の導入により、より快適で魅力的な旅の体験を提供することが期待されます。
この計画は、地域観光の活性化にも寄与するものと注目されており、今後の詳細な発表が待たれます。九州の豊かな自然を楽しむ観光列車として、さらなる進化を遂げる「ゆふいんの森」の動向に、関係者の関心が集まっています。



