滋賀県は2日、栽培期間中に化学肥料や殺虫剤・殺菌剤を一切使用しない県のブランド米「きらみずき」に、一般の米が混入する事態が発生し、その一部がすでに販売されていたことを明らかにしました。健康上の問題はないとされていますが、卸売業者は希望者に対して正規商品との交換対応を行うとしています。
経緯と影響
県の発表によると、種子用として栽培されていた「きらみずき」を、生産者が誤って一般米として出荷したことが発端です。この米はJA東びわこの倉庫で保管されている間に正規品と取り違えられ、卸売会社「パールライス滋賀」(野洲市)に出荷されました。
同社は、一般米3.6トンを含む計16.4トンを精米し、5キログラム入りと2キログラム入りの袋に「きらみずき」として包装。その後、県内の小売店を通じて消費者に販売された可能性があります。
混入の可能性がある対象は、「令和7年産 滋賀県産 きらみずき」と表示された商品で、3月中旬から5月下旬にかけて精米されたもの。店頭に残っていた商品はすでに回収されているとのことです。
知事のコメント
三日月大造知事は2日の記者会見で、「品質の根底を揺るがしかねない事態であり、大変申し訳なく思います。原因を徹底的に究明し、再発防止策を講じる所存です」と述べ、深く謝罪しました。
今後の対応
県は今後、生産者やJA、卸売業者と連携し、管理体制の見直しや品質チェックの強化を図る方針。また、消費者からの問い合わせ窓口を設置し、情報提供を呼びかけています。
「きらみずき」は滋賀県が誇る高級ブランド米で、有機栽培にこだわり、全国的にも評価が高いだけに、今回の事態は県内外に衝撃を与えています。



