福島県郡山市の磐越自動車道で6日、新潟市の北越高校の生徒20人を乗せたマイクロバスがガードレールなどに衝突し、男子生徒1人が死亡した事故で、国土交通省北陸信越運輸局は8日、道路運送法に基づき、バス運行会社である「蒲原鉄道」(新潟県五泉市)への監査を開始した。関係者への取材で明らかになった。
事故の経緯と食い違い
この事故をめぐっては、北越高校側と蒲原鉄道側の説明に、バスの手配経緯などで食い違いが生じている。北信越運輸局はこれまで任意で蒲原鉄道から事情を聴いていたが、今後は立ち入り検査などの行政監査を実施し、契約書類などを詳細に精査して法令違反の有無など実態を調査する方針だ。
蒲原鉄道の説明によると、同社は事故当時の運転手について「知人の知人」と説明しており、運転手の雇用形態や運行管理体制にも疑問が持たれている。国土交通省は、運行会社が道路運送法に定められた安全基準を遵守していたかどうかを重点的に調べる。
監査の内容と今後の対応
監査では、運行記録や点検整備状況、運転手の勤務実態なども確認される。また、事故車両の構造的な問題や、ガードレールの強度などについても調査が進められている。国土交通省は、再発防止に向けた指導を強化する方針で、全国のバス運行会社に対しても安全対策の徹底を求める考えだ。
事故を受けて、北越高校では全校集会を開き、生徒たちに安全指導を行うとともに、心理ケアにも取り組んでいる。新潟県教育委員会も、県内の学校がバスを手配する際のガイドラインを見直す方針を示している。
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