台風6号で16人けが、九州南部に最接近 東京都内も3日朝から大雨警報の恐れ
台風6号で16人けが、九州南部に最接近 東京も大雨警報

台風6号は2日午前、鹿児島県の奄美地方を通過し、同日夜にかけて九州南部に最接近する見込みです。これまでに沖縄県内で転倒するなどして16人が軽傷を負いました。3日には本州南岸を西日本から東日本に進むと予想され、暴風域はなくなったものの、東京都内でも3日朝から昼過ぎにかけて警報級の大雨となる恐れがあります。

気象庁の発表と被害状況

気象庁は2日午前、鹿児島、宮崎、高知、徳島の4県で3日未明までの間に、短時間に大雨をもたらす「線状降水帯」が発生する可能性があると発表しました。同庁によると、台風6号は2日午前9時現在、鹿児島県屋久島の南西約190キロを時速25キロで北北東に進んでいます。中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は25メートルです。2日朝には宮崎県日之影町で1時間降水量42ミリの激しい雨となり、鹿児島県奄美市では最大瞬間風速32メートルを観測しました。

読売新聞のまとめでは、2日午前9時現在、沖縄県内で転倒したり、車の割れた窓ガラスが当たったりして16人が軽傷を負いました。宮崎、鹿児島、沖縄各県の少なくとも約13万世帯約25万人に避難指示が出され、約560人が避難所に身を寄せています。

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予想降水量と交通への影響

3日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、近畿350ミリ、東海と四国、九州南部、奄美300ミリ、九州北部250ミリ、関東甲信150ミリです。

JR東海によると、2日夜から3日終日、東海道新幹線の一部区間で運転の見合わせや行き先変更の可能性があります。JR東日本も、3日早朝から夜にかけ、首都圏で列車の遅れや運休が発生する可能性があるとしています。

空の便では、西日本を発着する便を中心に日本航空が国内線170便、全日空が同71便を欠航します。3日も羽田・成田空港発着の便などで、日本航空が同269便、全日空が同13便の欠航を予定しています。

九州での停電や休校、建物被害

台風6号により、沖縄県内では転倒などによるけが人が出たほか、九州地方でも停電や学校の休校などの影響が出ています。

沖縄、鹿児島両県では建物の屋根や外壁、シャッターが壊れるなどの被害が17件起きたほか、約5万戸が停電しています。沖縄県では倒木が30件以上確認され、同県南風原町では街灯が倒れました。鹿児島県与論町では強風で浄水場の屋根が壊れて雨水がタンク内に流入し、同町は全町民に水道水を飲み水として使用しないように呼びかけ、臨時給水所を設置しました。

大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄県で小中高校が休校しました。また、空の便は宮崎や鹿児島の発着便を中心に欠航が出ました。宮崎空港ではこの日の全便欠航に伴い、建物の閉館を知らせる紙が入り口に貼られていました。

JR九州は在来線を宮崎、鹿児島両県の全区間で、大分の一部区間で終日運行を取りやめました。鹿児島中央駅を通勤で利用している鹿児島市の会社員男性(37)は、「運休は知っていたが、確認しにきた。動かないようなので仕方がない」と話しました。

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