南海トラフ地震、愛知県内死者最大2万7000人 津波・浸水が半数
南海トラフ地震、愛知県内死者最大2万7000人

愛知県は2日、マグニチュード9.0以上の南海トラフ巨大地震が発生した場合の県内被害予測を公表した。同日開かれた県防災会議で報告された内容によれば、最大死者数は2万7000人に上る見通しである。

死者の内訳と津波・浸水の影響

死者2万7000人のうち、津波や浸水が原因となるのは約半数にあたる1万4000人。建物倒壊などが1万2000人、火災が1300人と続く。県は、地震発生直後に避難する人の割合を20%と仮定してこの数値を算出した。しかし、早期避難率が70%まで向上すれば、津波・浸水による死者は5200人に減少するとしている。

想定震源域と揺れの規模

今回の想定は、駿河湾から日向灘を震源域とする「理論上最大モデルの地震・津波」に基づく。県内の広い範囲で震度6強以上の揺れが見込まれ、甚大な被害が予想される。

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知事のコメントと今後の対策

防災会議後、大村秀章知事は「12年ぶりの調査でも、依然として甚大な被害が見込まれる結果となった。住民の皆様には、避難意識の向上や備蓄の確保に努めていただきたい」と述べ、防災意識の重要性を強調した。

県は今回の予測を基に、避難計画の見直しや防災訓練の強化を進める方針。早期避難の促進が被害軽減の鍵とされ、地域ぐるみの防災対策が求められている。

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