福島県は、第3期復興・創生期間の初年度となる今年度、東京電力福島第1原発事故の影響で立ち入りが制限されている帰還困難区域内の道路20カ所について、改良工事に着手することを明らかにした。県が7日に発表した。この取り組みは、復興拠点や産業拠点へのアクセスを強化するとともに、帰還した住民が安全かつ安心して暮らせる生活環境を確保することを目的としている。
今年度予算と今後のスケジュール
今年度の予算は約17億円で、主に調査・設計に充てられる。これらの結果を踏まえ、来年度以降は用地交渉や本格的な工事を進める。調査結果に基づいて工区を決定し、道路の拡張やカーブの解消を実施する。場合によってはバイパス化も検討し、利便性やアクセス性の向上を図る。第3期の最終年度となる2030年度までの完成を目指している。
主な改良対象道路
国道114号
福島国際研究教育機構(エフレイ)と常磐自動車道浪江インターチェンジ間を含む区間が対象となる。具体的には、浪江町内の津島1、2、浪江1、2の各工区が計画されている。
国道288号
大熊町と双葉町にまたがる湯の神区間が対象。
国道399号
浪江町と飯舘村にまたがる手七郎1、2、および飯舘村内の滝下、飯樋の各工区。
県道原町二本松線
飯舘村内の長泥1、2、3の各工区。
その他の県道
- 浪江三春線:葛尾村の鷹巣峠
- 井手長塚線:浪江町の猿田
- 落合浪江線:浪江町の谷津田
- 長塚請戸浪江線:浪江町の北幾世橋
- 浪江国見線:飯舘村と伊達市にまたがる佐須1、2、3、4
県道路整備課は「インフラの面から復興を強力に推進したい」とコメントしている。



