大阪市議会は29日、副議長の選出を巡る紛糾により、予定されていた本会議が遅れ、会期を6月11日まで延長する事態となった。この混乱は、「大阪都構想」を巡る政治団体・大阪維新の会と反対派の対立が背景にある。
慣例の副議長ポストを公明党が固辞
大阪市議会では、第2会派である公明党から副議長を選出するのが慣例となっている。しかし、都構想に関する維新主導の議会運営に不満を持つ公明党が、このポストを固辞した。自民党など他の会派も維新からの打診を断り、調整が長期化していた。
無所属市議の内定も維新内部から反発
28日の各会派幹部協議では、元維新の無所属市議に副議長就任が内定した。ところが、維新内部から「維新を離脱した人物が副議長になるべきではない」との反対意見が噴出。29日午後2時に予定されていた本会議は、約3時間遅れて開始されたが、その間も交渉は決着せず、結局副議長選出は見送られた。
本会議では、6月11日までの会期延長が議決され、その間に改めて副議長を選出する方針だ。この混乱は、大阪都構想の是非を巡る対立が市議会の運営にまで影響を及ぼしていることを示している。



