文部科学省は29日、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)のうち、中学3年を対象とした英語「話す」分野の公開問題と解答を公表しました。このテストでは、表現や文法などの知識を実際のコミュニケーションで活用できるかどうか、また社会的な話題について自分の考えを伝えることができるかどうかが問われました。
テストの形式と実施方法
「話す」のテストは、学習端末を通じて音声を録音し解答するオンライン形式で実施されました。通信の集中を避けるため、4月24日から5月29日までの期間に分散して行われました。テスト問題には、全員が解答する共通問題と、生徒ごとに異なる問題があり、今後のテストでも使用する問題は非公開とされています。
具体的な設問内容
イラストを見て答える設問では、留学生との会話を想定し、翌日の天気や何をして遊ぶのかを英語で説明させました。また、学校をより良くする方法を話し合うという設定で、昼食後に15分間昼寝をすべきだという生徒の意見を聞き、自分の考えを答えさせる問題も出題されました。
前回の結果と今回の改善点
前回2023年に実施した「話す」の全国平均正答率は12.4%にとどまり、難易度が高すぎるとの指摘がありました。これを受けて、今回はテスト時間を5分から20分に延ばし、生徒がより十分に自分の考えを表現できるように改善されました。
文部科学省は、今回の結果を踏まえて、今後の英語教育の在り方について検討を進める方針です。



