那覇地方裁判所の新所長に就任した片野正樹氏(59)が27日、着任会見を開き、沖縄県内における米軍基地を巡る訴訟や米兵が関与する事件への対応について所見を述べた。片野所長は「社会、経済、国民生活に大きな影響を与え、裁判所の判断に関心が高い。信頼される裁判所であるためには、一つ一つの事件に丁寧かつ誠実に向き合い、適正で公正な判断を示すことが大切だ」と語った。
裁判所の職責と今後の抱負
片野所長は「当事者の言い分に真摯に耳を傾け、証拠を正しく評価して事実を認定し、適切な解決方法を提示することが裁判所の職責」と強調。所長として、適正な司法サービスを提供するための環境整備などに努める意向を示した。
民事裁判のIT化への期待
今月から始まった民事裁判の全面IT化については、「裁判へのアクセスや利便性を高め、紛争解決機能を向上させると考えている」と述べ、デジタル化の推進に期待を寄せた。
片野所長の経歴
片野所長は4月24日付で就任。1996年に裁判官に任官し、仙台法務局訟務部長や東京地裁部総括判事などを歴任してきた。神奈川県出身で、沖縄を訪れるのは初めてという。



