栃木強盗殺人事件、新たに神奈川の男に逮捕状
栃木県上三川町の住宅で住人女性が殺害された強盗殺人事件で、栃木県警は27日までに、これまでに逮捕された男女6人の上位者とみられる神奈川県内に住む40代の男について、強盗殺人容疑で逮捕状を取った。県警は、この男が現場の指示役とされる男に事件を持ちかけた可能性があるとみて調べている。捜査関係者への取材でわかった。
事件の概要と新たな展開
事件は2026年5月18日、栃木県上三川町の住宅で発生。複数の人物が押し入り、住人の女性が殺害され、他に2人が負傷した。県警はこれまでに、実行役とされる相模原市と川崎市の少年4人、さらに現場の指示役とみられる横浜市港北区の無職、竹前海斗(28)と妻の美結(25)の両容疑者の計6人を強盗殺人容疑で逮捕している。
新たに逮捕状が取られたのは、神奈川県内に住む40代の男。県警は、この男が事件の首謀者であり、現場の指示役とされる竹前海斗容疑者に事件を持ちかけた可能性があるとみて捜査を進めている。男は竹前容疑者の知人とみられるという。
海外逃亡の可能性
男は事件後、中国に出国。さらにそこから東南アジアに逃亡しているとみられる。県警は現地の警察当局などと連携し、男の行方を追っている。捜査関係者によると、男は事件発生直後から海外に逃亡していた可能性が高く、国際的な捜査協力が必要とされている。
県警は、防犯カメラ映像や竹前夫妻の交友関係などを詳しく調べ、男の役割や事件の全容解明を目指す。今回の逮捕状取得は、事件の背後にいる中核人物の特定に向けた重要な進展とみられる。
関連する動き
この事件をめぐっては、警視庁も捜査に加わる方針を示している。警察庁の指示に基づき、中核人物の摘発に向けて合同捜査体制を強化する。また、事件直後には「指示役」の偽画像が拡散され、AI生成の可能性も指摘されている。県警は偽情報の拡散にも注意を呼びかけている。
住宅地で発生したこの事件は、地域社会に大きな衝撃を与えた。住民からは「どれだけ警戒しても防げない」との声が上がる一方、警察は巡回を強化している。事件の全容解明と再発防止が求められている。



