陸上自衛隊は25日、大分県の日出生台演習場において、戦車以外の火器を使用した実弾射撃訓練を再開した。4月に同演習場で発生した戦車の射撃訓練中の事故を受け、中止されていた訓練の一部が再開された形だ。西部方面総監部への取材で明らかになった。
戦車を除く火器の訓練を実施
この日、訓練を実施したのは九州補給処大分弾薬支処である。陸自は、事故が起きた国産の「10式戦車」による主砲の射撃訓練を全国的に中止しており、原因調査が完了するまでは再開しない方針を示している。そのため、今回の訓練には戦車は参加していない。
4月の事故の概要
事故は4月21日に発生。10式戦車の射撃訓練中に砲弾が破裂し、隊員3人が死亡、1人が重傷を負う惨事となった。陸自は西部方面総監部内に事故調査委員会を設置し、詳細な状況や原因の究明を進めている。
今回の訓練再開は、戦車以外の火器に限定されたものであり、陸自は安全確認を徹底した上で実施したとしている。今後も事故原因の調査結果を踏まえ、訓練の全面再開について判断する見通しだ。



