福岡県警田川署は28日、特殊詐欺でだまし取った現金600万円入りの封筒をコンビニエンスストアのトイレに隠したとして、住居不詳で台湾籍の自称高校生の少女(17)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑で再逮捕した。少女は「犯罪のお金とは知らなかった。ただで日本を観光できると思い、アルバイトを手伝った」と供述しているという。
事件の概要
発表によると、少女は4月15日、何者かと共謀し、警察官をかたるなどして福岡県内の女性(83)からだまし取った金を、埼玉県内のコンビニのトイレに隠し、受け取らせた疑いが持たれている。少女は3月29日に来日し、4月15日ごろに女性方に置かれていた現金入り封筒を持ち去ったなどとして、既に詐欺容疑で逮捕されていた。
捜査の進展
田川署は、少女の渡航費などは犯罪グループが負担し、秘匿性の高い通信アプリでやり取りしていたとみている。捜査関係者によると、少女はSNSを通じて「高額報酬のアルバイト」に応募したとみられ、犯罪グループの指示で行動していた可能性が高い。警察は、グループの全容解明を進めている。
今回の再逮捕により、少女は詐欺罪に加えて犯罪収益隠匿の罪でも追及されることになる。警察は、被害金の流れを詳しく調べるとともに、他の共犯者の特定を急いでいる。



