ペン型拳銃と実弾所持で暴力団組員ら5人逮捕
静岡県警捜査4課などは21日、殺傷能力のあるペン型拳銃と実弾を所持したとして、銃刀法違反と火薬類取締法違反の疑いで、指定暴力団住吉会系組員の幸良満容疑者(41)ら5人を逮捕したと発表した。幸良容疑者は千葉県松戸市に住み、建設業を自称していた。静岡県警は、幸良容疑者を中心とした「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が繰り返し犯罪を行い、多額の資金を得ていたとみている。
逮捕された容疑者たち
他に逮捕されたのは、三島市の自動車販売業・越智悠宇里容疑者(33)、群馬県太田市の自称建設作業員・朝本蓮容疑者(22)、住所不定で無職の土方佑馬容疑者(33)、同じく住所不定で無職の坂本遊容疑者(31)の4人。逮捕容疑では、5人が共謀して3月12日、伊豆の国市の借家でペン型拳銃2丁と実弾11発を所持したとされている。静岡県警は5人の認否を明らかにしていない。
押収されたペン型拳銃
県警によると、ペン型拳銃は全長17センチ。実弾11発のうち6発は発射可能で、殺傷能力があった。県内でペン型拳銃が押収されるのは、この20年で唯一とみられる。容疑者らはグループの元メンバーから約500万円を脅し取った恐喝や、現メンバーへの殺人未遂などの容疑で以前に逮捕されていた。恐喝容疑の捜査でグループ拠点の一つを捜索したところ、拳銃と実弾が見つかった。現旧メンバーを対象とした犯行は、組織統制のための制裁とみられる。
トクリュウグループの実態
県警担当者はグループについて「関東地方の不良が地元や縦横の関係を通じてつながった組織」と指摘。他の関係者や暴力団ともつながりを持ち、県東部を含む広範囲で金品を狙った犯行を繰り返し、多額の収益を得ていたとみている。



