北茨城市の民宿組合が「クジラ肝」料理を考案、5月から提供開始
茨城県北茨城市の民宿組合は、これまで食材としてほとんど活用されていなかった「クジラの肝」を使った料理を新たに開発しました。2026年5月から各宿泊施設で順次提供を始める予定です。組合長の武子能久さん(50)は「まだ世の中にほとんど知られていない味です。名物のあん肝と一緒に、ぜひ一度味わってみてください」とアピールしています。
地域おこしの新たな試み
武子さんは地域おこしの一環としてアンコウ料理の普及に取り組んできました。一昨年の暮れ、母船式捕鯨を手がける「共同船舶」(東京)の関係者と東京で出会い、クジラの肝の食材としての可能性に着目。未利用部位の活用を目指す同社と連携し、ナガスクジラの肝の提供を受けることになりました。組合員たちはアンコウ料理に並ぶ新たなブランドづくりを目指し、知恵を絞って風味を生かした料理を考案しました。
クジラ肝の特徴と栄養価
クジラの肝は「牛レバーに近い味で、海産物らしいフレッシュさがある」と武子さん。栄養面では脂質が少なく、たんぱく質が豊富でヘルシーな食材です。
共通メニュー「奇跡・幻のステーキ」
各宿泊施設の共通メニューとして「奇跡・幻のステーキ」を提供。軽くあぶったクジラ肝を地元産のあん肝と一緒に常陸牛のステーキにのせ、マッシュポテトと赤ワインのバターソースを合わせた一品です。宿泊者限定の別注品として7700円で提供します。
宿ごとに異なる多彩なメニュー
その他にも、生で味わう刺し身、衣を付けて揚げたカツ、鍋にさっと漬ける韓国風しゃぶしゃぶなど、宿ごとに異なるメニューを用意。いずれも「あん肝のプロが腕をふるった」自信作とのことです。
提供開始と問い合わせ
2026年5月1日から一部の宿泊施設で提供を開始。1年間の限定販売を予定していますが、好評ならその後も継続する可能性があります。提供施設などの問い合わせは「まるみつ旅館」(電話0293-46-0569)へ。



