東京で樹冠消失、9年で東京ドーム256個分の緑が減少 環境権考えるシンポ
東京で樹冠消失、9年で東京ドーム256個分の緑が減少

地球温暖化が深刻化する中、都市部の緑を保全するための「環境権」をテーマにしたシンポジウムが、5月31日に東京都武蔵野市の武蔵境駅前にある武蔵野プレイス4階フォーラムで開催される。時間は午後6時半から午後9時まで。

都市の緑が急速に失われている実態

主催する市民団体「みんなの緑を守るネットワーク」の八谷哲朗共同代表は、「都市部では緑の減少が進み、ヒートアイランド現象による熱中症リスクの増大や、生活環境の悪化が深刻に懸念されている」と指摘する。一方で、「日本では環境権が法的に十分に整備されているとは言いがたく、市民の権利としての緑環境の保全が後回しにされている」と問題提起している。

東京大学の研究チームが2年前に発表した論文によると、東京23区では2013年から2022年までの9年間で、樹冠(枝葉が茂っている部分)が約12平方キロメートル消失した。これは東京ドーム約256個分に相当する広さであり、都市の緑が急速に失われている実態が浮き彫りとなった。

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シンポジウムの内容と参加方法

シンポジウムでは、環境アセスメントの第一人者である横浜商科大学の原科幸彦学長による基調講演のほか、パネル討論が予定されている。参加費は500円で、オンラインでの視聴は無料。参加希望者は31日午後3時までに申し込みが必要。申し込みは専用フォームから行える。

都市の緑を守るためには、市民一人ひとりの意識と行動が重要となる。本シンポジウムは、環境権の確立に向けた議論の場として注目される。

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