東京都は、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、65歳以上の高齢者と医療従事者に対する接種を前倒しする方針を固めた。オミクロン株の感染拡大を受け、早期の追加接種で重症化予防を図る狙いがある。現在、政府は3回目接種を2回目から8カ月以上経過した人を対象としているが、都は接種間隔を6カ月に短縮する方向で調整している。
前倒しの背景
東京都内では、オミクロン株の感染者が急増しており、重症化リスクの高い高齢者や医療従事者の感染防止が急務となっている。都の担当者は「追加接種により、重症化を防ぎ、医療体制の負荷を軽減したい」と述べている。
接種対象とスケジュール
前倒し接種の対象は、65歳以上の高齢者と医療従事者の約200万人。都は、年内にも接種を開始し、来年1月までに完了する計画だ。具体的な日程は、各市区町村と調整の上、決定する。
また、都は接種体制を強化するため、大規模接種会場の再開や、職域接種の拡大も検討している。さらに、モデルナ社製ワクチンの使用も視野に入れている。
課題と今後の見通し
一方で、ワクチンの供給量や接種体制の確保が課題となる。都は国と連携し、必要なワクチンを確保するとともに、医療機関への支援を強化する方針だ。
政府は、全国的な3回目接種の加速化を検討しており、東京都の動きが先行事例となる可能性がある。



