那須町長選、再点検で票差が拡大も当選結果に変動なし
栃木県那須町長選(3月22日投開票)において、町選挙管理委員会は5日、投票用紙の再点検を実施した。その結果、現職の平山幸宏さん(64)の3選が確定し、次点の新人小山田典之さん(65)との票差は、当初の1票から3票に広がった。小山田さんの得票とされていた2票が無効票に修正されたためである。
無効票の修正が焦点、次点候補は異議申し立てを継続
再点検は、小山田陣営の異議申し立てを受けて行われた。立会人として参加した小山田さんによると、無効となった票は「小山田ゆきひろ」と記載されたもので、当初は小山田さんの得票とされていた。しかし、どちらの候補への投票か判別できないため、無効票として扱うべきものだったという。
この修正により、平山さんの得票は5099票で変わらず、小山田さんは5096票となり、3票差となった。他の候補である新人笠間慎一郎さん(77)は229票、無効票は2票増えて142票となった。
小山田さんは、再点検後も疑問を表明している。「平山ひろゆき」と書かれた票が平山さんの得票と扱われた点について、平山浩之副町長への投票と見なすべきで、候補者と別人への投票のため無効ではないかと指摘したが、認められなかった。小山田さんは「納得できるまで異議を訴えたい」と述べ、県選管に改めて審査を求める方針を示した。
町選管は精度向上を約束、町民の関心も高まる
町選管の大森昇委員長は、修正が生じたことを真摯に受け止め、開票作業のさらなる精度向上に努めるとコメントした。近く委員会を開催し、小山田陣営に当選者の変更がないことを通知する見込みである。公職選挙法の規定では、通知を受けてから21日以内に県選管に審査申し立てが可能だ。
再点検には町民約70人が参観に訪れ、選挙プロセスへの関心の高さがうかがえた。この選挙は、僅差の結果と無効票の扱いが注目を集め、地方自治における民主的手続きの重要性を浮き彫りにしている。



