中部地方で女子大を継続する最後の2校、その生き残り策とは?岐阜女子大と椙山女学園大の挑戦
中部地方で女子大を継続する最後の2校、その生き残り策とは?

社会 中部地方で女子大を継続する最後の2校、その生き残り策とは? 岐阜女子大学、椙山女学園大学 2026年5月31日 05時10分 (5月31日 05時10分更新)  共学化か、女子大を堅持するのか―。少子化の影響などで私立女子大が岐路に立たされている。椙山女学園大(名古屋市千種区)と岐阜女子大(岐阜市)の2校は、女子大として存続させる道を模索する。 (大野沙羅) 【同時掲載】伝統か、転換か 中部の女子大の未来を巡って ・中部9県の私立女子大、40年間で8割減少 残るは2校だけ、何が影響したのか?・女子大の共学化計画、賛否分かれる卒業生 金城学院大学の運営法人、同窓会員に説明・中部地方で女子大を継続する最後の2校、その生き残り策とは? 岐阜女子大学、椙山女学園大学(この記事)・女子大継続の岐阜女子大学と椙山女学園大学、理事長インタビュー 岐阜女子大  「地域を生かすために、女子教育に徹することが今の役割だ」。岐阜女子大を運営する学校法人・華陽学園の杉山博文理事長は、近年の共学化の流れを踏まえ「うちは女子教育にこだわりたい」と力を込める。  学生数700人余りの小規模大学で、家政学部と文化創造学部の2学部。教員免許や管理栄養士、1級建築士などの資格取得に向けた授業を受けられるほか、書道やドローンの利活用など特色ある学びも提供する。入学定員の充足率が2024年度に約6割まで落ち込んだため、25年度から定員を約35%減らして規模を縮小した。26年度の充足率は88%だった。  学生は静岡や長野、富山など県外出身者が半数以上で、約8割は出身地に戻って就職する。杉山理事長は「岐阜で学び、地元に戻って自立できる女性を育てたい」と語る。 椙山女学園  より強く女子教育を打ち出すのが、椙山女学園大だ。大学を運営する学校法人・椙山女学園は今月19日、今後も共学化せずに女子大を堅持し、建学の精神を貫くとする「女子教育宣言」を発表した。系列の中学、高校も女子校のまま継続する。  7学部11学科があり、管理栄養士や看護師などを育成してきた。4月に金城学院大が共学化の検討を発表し、椙山女学園大の関係者にも動揺が広がったため、宣言を発表したという。椙山泰生理事長は「生徒や地域の皆さんに心配しなくていいと伝えたかった」と真意を語る。  宣言の発表後、交流サイト(SNS)などでは「伝統を守ってくれてありがとう」「これも一種の多様性」と好意的に受け止める声が目立った。愛知県に今後も残る唯一の女子大として、「この地域に女子大がなくなるようなことにはしたくない」と決意を示す。 関連キーワード 社会 教育・NIE 岐阜 岐阜市 愛知 名古屋市 はてなブックマークで共有する Xで共有する Facebookで共有する LINEで共有する おすすめ情報 社会の新着 記事一覧 国境なき医師団がエボラ巡り警鐘 過去に類を見ない速度で感染拡大 5月31日 女子大の共学化計画、賛否分かれる卒業生 金城学院大学の運営法人、同窓会員に説明 5月31日 中部9県の私立女子大、40年間で8割減少 残るは2校だけ、何が影響したのか? 5月31日 なぜトイレに流さないのか? 高速道路SAの「黄金のペットボトル」問題、破裂の恐れもあり 5月31日 緊急避妊薬の取扱薬局数、人口当たりでは静岡県が全国最多 薬剤師会と医師会の連携がカギ 5月31日

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