小川淳也中道代表の改憲発言に地方議員が懸念「考えられない」
中道改革連合の新しい代表に立憲民主党出身の小川淳也氏(54)が選出され、衆院選惨敗からの立て直しを担うことになった。有権者の信頼を取り戻すことはできるのか。中道のもとで連携を模索する立憲民主党と公明党の地方議員らは、厳しい視線を送っている。
新代表に小川淳也氏、憲法改正で「自衛隊の明記あり得る」と発言
小川氏の地元である高松市内の事務所には13日、20人ほどの支援者が集まり、代表選の中継を見守った。小川氏が新代表に選出されると、歓声を上げて拍手を送った。
約20年間にわたり、ボランティアで小川氏を支えてきた「じゅんじゅん会」の多田孝三会長(81)は「非常に難しい局面でよく立ち上がってくれた」と喜びを語った。長男は小中学校時代に、小川氏と一緒に野球の練習をしていたと言い「淳也さんはあのころから純粋で正義感が強く、変わっていない」と話した。
地方議員からは期待と懸念の声が交錯
小川氏の中学時代の同級生で、立憲民主党香川県連代表の富野和憲県議は「この局面では小川さんしかいなかった。天命ではないか」と話す。「丁寧に話を聞く力があるので、党内融和をめざしてほしい」と述べ、参院議員や地方議員の声にも耳を傾けるよう求めた。
一方で、憲法改正への姿勢をめぐっては、地方議員から懸念の声が上がっている。小川氏が自衛隊の明記を「あり得る」と発言したことに対し、連携を模索する一部の地方議員からは「考えられない」との反応が示された。これは、立憲民主党の根幹に関わる問題として、党内での調整が難航する可能性を示唆している。
衆院選惨敗からの再建に課題山積
8日投開票の衆院選で、中道改革連合は惨敗を喫し、党勢の立て直しが急務となっている。小川氏の代表就任は、こうした状況下での選択であり、党内融和と政策の一貫性が求められる。
支援者からは期待の声が聞かれるものの、政治的な立場の違いから、地方議員らの間には慎重な見方が広がっている。今後の課題として、以下の点が挙げられる。
- 憲法改正をめぐる党内の意見調整
- 立憲民主党や公明党との連携強化
- 有権者からの信頼回復に向けた具体的な施策
小川氏は、地元の高松市で長年にわたり支持を集めてきた実績を持つが、全国的な政治課題に対処するには、幅広い調整力が試される。今後の動向が注目される。