自民党は地方選挙で支援候補が敗北するケースが相次いでいたが、新潟県知事選で支援した現職の花角英世氏が3選を果たし、党内に安堵感が広がっている。9月に控える沖縄県知事選や来春の統一地方選に向けて、態勢を整え必勝を期す構えだ。一方、野党側は原発政策を巡って足並みが乱れ、連携に課題を残す結果となった。
自民幹事長、勝利を強調
自民党の鈴木俊一幹事長は1日の記者会見で、「新潟では現職の手堅さが評価された。次は沖縄県知事選でぜひとも勝利を収めたい」と述べ、今後の選挙戦に向けた決意を示した。今回の知事選は、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働後初めての選挙であり、自民党は西村康稔選挙対策委員長や小林鷹之政務調査会長らが応援に入り、建設業や農業団体などの組織固めを図った。
杉並区長選にも注目
今月には、党が推す候補が現職に挑む東京都杉並区長選が予定されており、都市型選挙への対応力が問われる。自民党は、地方選での連敗を教訓に、選挙戦略の見直しを進めている。
野党の足並み乱れ
原発活用を訴える国民民主党の県組織は花角氏を支援した。川合孝典参院幹事長は会見で、「原発政策を含め、花角氏の下で大きく進んだ。当選は喜ばしい」と述べた。一方、立憲民主党の県連は、花角氏の再稼働容認の手法を批判する新人候補を支持したが、及ばなかった。野党間の政策調整の難しさが浮き彫りとなった。
今後の選挙戦では、野党がどのように連携を図るかが焦点となる。特に沖縄県知事選では、基地問題や経済政策などで一致点を見いだせるかが鍵を握る。自民党は、野党の分裂を好機と捉え、選挙準備を加速させる方針だ。



