千葉銀行は26日、グループ会社「ちばぎん商店」が運営する購入型クラウドファンディング(CF)サイトを活用し、南総地域の特産品や特別企画サービスの販売を支援するプロジェクト「南総沸騰計画」を開始した。地域の魅力を広く発信し、活性化につなげることを目的としている。
購入型CFの仕組みと第一弾企画
購入型CFとは、事業者がインターネット上で資金を募り、支援者がその対価として商品やサービスを受け取る仕組みだ。ちばぎん商店が運営するサイト「C―VALU E」を通じて、特別に企画された商品やサービスを購入する形で支援が行われる。
第一弾の夏企画として、6つの商品が用意された。千葉銀とJR東日本は「房総絵日記列車」と題した体験ツアーを企画。海の家を貸し切った専用列車で、海水浴や焼きそば、かき氷などの「夏の風物詩」を食べ放題で楽しめるほか、貝殻やシーグラス集め、列車内でのくじ引き大会なども体験できる。その他、「房州びわ」「南総里見うなぎ」「鴨川たちうおクルクル揚げ」の特別販売や、「奥白浜『よくばりリトリート』プラン」「鴨川市民花火大会特別有料席」も用意された。
季節ごとの展開と今後の計画
今後も秋には美食ツアー、冬には星空ツアーなど、季節ごとに4~5つの目玉企画を創出し、1年間で20~30の商品を展開する計画だ。
プロジェクト発足に関わった千葉銀地方創生部長で実行委員会副委員長の小川利幸さん(55)は「金融だけでは地域課題に対応できない。グループ会社の機能も生かし、実際に人を呼び、モノを買ってもらい、地域にお金が落ちるような取り組みを広域的に推進していきたい」と語った。
プロジェクト名の由来と連携体制
プロジェクト名は、南総地域が県のキャラクター「チーバくん」の足の部分に位置していることから、「フット」と地域が沸き立つ「沸騰」をかけたものだ。千葉銀グループのほか、館山商工会議所や南房総市観光協会など南総エリアの観光・経済団体で実行委員会を構成し、自治体の後援のもとで進められる。



