パワハラ認定現職が3選 吉野ケ里町長選、遺族は自殺原因と主張
任期満了に伴う佐賀県吉野ケ里町長選は12日投開票され、男性部下へのパワハラ発言が認定された無所属現職の伊東健吾氏(78)が3選を果たしました。投票率は59.48%と報告されています。
パワハラ発言と男性の死亡
遺族や町の第三者委員会の報告書によると、財政協働課長だった男性は令和6年4月、伊東氏らとの面談で新庁舎建設に関する計画が甘いと指摘し、財政負担に難色を示しました。これに対し、伊東氏は「俺が(課長職を)代えてやる。建設的な意見を言いなさい」などと発言したとされています。
その後、男性は死亡し、遺族はパワハラが原因の自殺だと強く主張しています。第三者委員会の報告書は、伊東氏の発言をパワハラと認定しましたが、死亡との因果関係については調査対象外として評価しませんでした。
選挙の結果と他の候補者
町長選では、伊東氏以外に3人の無所属新人が立候補していました。具体的には、元町議の鶴恵美子氏(51)、経営コンサルタントの中堀博智氏(39)、元町議の生島信一郎氏(42)です。しかし、これらの候補者は伊東氏に敗れ、現職の再選が確定しました。
この選挙結果は、パワハラ認定という重い課題を抱えながらも、有権者が現職を支持したことを示しています。町政の今後については、パワハラ問題への対応や新庁舎建設計画の見直しなどが注目されるでしょう。



