安川電機、AI関連受注の好調さで2027年2月期に大幅な増収増益を予想
安川電機は10日、2027年2月期の連結業績予想を発表しました。同社はAI(人工知能)関連産業向けの受注が好調であることを背景に、売上収益が前期比7.0%増の5800億円、最終利益が33.4%増の470億円と、増収増益を見込んでいます。この発表は、北九州市で行われた記者会見で明らかにされました。
AI関連の設備投資需要が業績を押し上げる見通し
2027年2月期においては、AI関連の設備投資需要が全体の業績を押し上げると見られています。特に、半導体産業向けのモーターとデータセンターの空調設備向けのインバーターが好調で、関連事業の売上収益を18.6%増、営業利益を72.2%増と計画しています。
一方で、産業用ロボット事業は減収を見込むものの、高付加価値のAIロボットの導入が進むことで営業増益になるとしています。これにより、全体としてバランスの取れた成長が期待されています。
小笠原会長、中東情勢の影響をコメント
記者会見で小笠原浩会長は、緊迫化する中東情勢の影響について、「一部のコスト増は予想に反映したが、今のところ大きな影響はない。3月以降も受注は強い」と述べました。この発言は、外部環境の不確実性にもかかわらず、受注の強さが持続していることを示しています。
また、同社は合わせて2026年2月期連結決算も発表し、売上収益が0.8%増の5421億円、最終利益が38.2%減の352億円だったことを明らかにしました。この結果は、2027年2月期に向けた大幅な改善の基盤を築いていることを示唆しています。
安川電機の業績予想は、AI技術の普及に伴う産業界の動向を反映しており、今後の成長戦略に注目が集まっています。特に、半導体やデータセンター分野での需要拡大が、同社の収益向上に大きく貢献すると見られています。



