生成人工知能(AI)の急速な普及に伴い、声の無断利用に対する法的対応を検討する法務省の有識者検討会の第2回会合が28日、開催されました。同省によると、人気アニメシリーズ「エヴァンゲリオン」の碇シンジ役で知られる声優の緒方恵美さんが参考人として出席し、「AIに対する向き合い方は声優それぞれだが、無断生成には反対で一致している」と訴えました。
会合には声優プロダクションの関係者らも参加。声優に酷似した声で性的な内容を喋らせるコンテンツが無断で作成されている実態が報告され、また声優個人が被害を訴えることは難しいといった意見が相次ぎました。
法務省は、AI技術の進展に伴い、声や肖像の無断利用が社会的問題となっていることを受け、有識者検討会を設置。今回の会合では、声優業界の実情や法的保護の必要性について議論が交わされました。
緒方さんは、声優業界全体として無断生成に反対する姿勢を強調しつつも、技術そのものを否定するのではなく、適切なルール作りが重要だと指摘。今後の検討会では、具体的な法規制の在り方について議論が進められる見通しです。



