神戸市は、保育現場における保育士の業務負担を軽減するため、人工知能(AI)を活用したシステムの実証実験を2026年度から開始する方針を固めた。慢性的な人手不足が続く保育業界で、事務作業の効率化を図り、保育士が子どもと向き合う時間を増やすことが目的だ。
実証実験の概要
実証実験は、市内の公立保育所数カ所で実施される予定だ。AIシステムは、シフト作成や保護者への連絡帳作成、園だよりの作成補助など、保育士の事務作業を自動化・効率化する機能を持つ。これにより、保育士の残業時間削減や、業務への満足度向上が期待されている。
期待される効果
神戸市担当者は、「AI導入により、保育士がより保育に集中できる環境を整えたい」と話す。同市では、保育士の離職率が高いことが課題となっており、業務負担の軽減が離職防止につながると期待している。また、保護者とのコミュニケーションの質向上も見込まれる。
今後の展開
実証実験の結果を踏まえ、2027年度以降の本格導入を検討する。神戸市は、他の自治体とも連携し、AI活用のノウハウを共有することも視野に入れている。保育業界全体のデジタル化を推進し、持続可能な保育環境の構築を目指す。
なお、実証実験に先立ち、神戸市は2025年度中にシステムの仕様策定や事業者の選定を行う予定だ。



