高橋一生「リボーン~最後のヒーロー~」で二役挑戦「みんな日常で演じてる」人間観語る
高橋一生「リボーン~最後のヒーロー~」で二役「みんな日常で演じてる」

俳優の高橋一生さんが、テレビ朝日系ドラマ「リボーン~最後のヒーロー~」(火曜午後9時)で、冷酷なIT企業社長と純朴な青年の二役を演じている。高橋さんは「みんな日常で演じてる」と独自の人間観を語り、作品への思いを明かした。

冷酷な社長と純朴な青年、一人二役の難しさ

物語は、急成長するIT企業の社長・光誠(高橋)が、何者かに階段から突き落とされ、気を失った後に14年前の世界に転生。そこで瓜二つの青年・英人として生きることになる。光誠の魂が英人に宿るという複雑な設定だ。

演じ分けの難しさを問われると、高橋さんは「難しいのかなあ。そんな難しくないと思いますよ?そもそも、人にそんなに個性があるって僕は思えないです」と静かに語り始めた。

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「みんな日常で演じてる」

高橋さんは、会社での上司との会話と同僚との会話、家での友人や恋人との対応など、人は状況に応じて人格を変えていると指摘。「その都度、人格を変えるわけですよね。そう考えると、みんな演じてるんだなって。そっちの方がテクニカルなことやってますよ」と解説する。

人格は環境で変化し、日常に演技が内在するという人間観を持つからこそ、「役作りで作為的にすごく変えようという感覚は全然ない」という。漫画原作の個性的な役柄にも真実味が宿る理由がここにある。

下町商店街の再興と現代社会へのメッセージ

英人として生きる光誠は、戸惑いながらも下町商店街の再興に奔走する。そこにはIT社長としての光誠にはなかったがむしゃらさやコミカルさがにじむ。高橋さんは、この人間観が作品のテーマであり、視聴者に感じ取ってもらうことで、時に他者への寛容さを欠く現代社会の処方箋になることを期待しているという。

「自分の人生に全然関係なくても、誰かが悪いことしたって知ると、ものすごいじゃないですか、(SNSなどに)火くべて。『自分もこの状況だったらこうなったかもな』と考える力が発達したら、もうちょっと違うんじゃないかな」

最近のマイブームは「アウト老」

最近のマイブームを聞かれた高橋さんは、みうらじゅんさんの「アウト老」を挙げた。「みうらじゅんさん、今『老けづくり』してるんですって。若づくりじゃなくて。肉体的にだめになっていくことを前向きに楽しむための予行練習をしておきたいんですよ。ばれない程度に少しずつ白髪を増やしていくとか」と笑顔で語った。

高橋一生さんは1980年12月9日生まれ、東京都出身。ドラマ「おんな城主 直虎」「カルテット」「岸辺露伴は動かない」シリーズなどに出演。舞台「フェイクスピア」で読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞している。

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