八丈島の新たな魅力:クジラウオッチングと「うみかぜ椎茸」が観光を活性化
八丈島でクジラウオッチと特産品「うみかぜ椎茸」が人気

八丈島で新たな観光資源が誕生:クジラウオッチングと特産品の魅力

東京・伊豆諸島に位置する八丈島は、かつて「日本のハワイ」と呼ばれ、新婚旅行先として人気を博した観光地です。現在も南国風情と雄大な景色を保ちながら、新たな観光資源が次々と生まれ、島の魅力をさらに高めています。

ザトウクジラの出現が観光に新風

八丈島では、2015年頃から島周辺にザトウクジラが現れるようになりました。体長は大人で約15メートルにも及び、晩秋から春先にかけて、島内のさまざまな場所からその雄大な姿を観察することができます。

観光客は、バスでホエールウオッチングポイントを巡るツアーに参加し、潮風に吹かれながら海面に目を凝らします。ある日、参加者が目にしたのは、2頭のクジラが呼吸のために白い噴気を上げて浮上し、尾びれを掲げるようにゆっくりと潜水していく光景でした。この感動的な瞬間は、島の新たな観光の目玉として定着しつつあります。

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温暖な気候が生む新たな特産品「うみかぜ椎茸」

八丈島の温暖な気候を生かした特産品も誕生しています。島の南部にある「大竜ファーム」では、島特有の海風と高い湿度、豊富な湧き水が育む「うみかぜ椎茸」を栽培しています。

大沢竜児社長は、趣味で飼育していたクワガタ用の菌床ブロックから大きなヒラタケが育っていることを発見し、島の気候がキノコ栽培に適しているのではないかとひらめきました。この発見をきっかけに商品化に至りましたが、2025年の台風で深刻な被害を受けたものの、今年になって生産と収穫体験を再開しました。

島の文化と食を楽しむスポット

島南西部にあるそば店「千両」は、島民や観光客から高い人気を集めています。アシタバの天ぷらなど、島ならではのメニューを楽しめるこの店は、家族で切り盛りするアットホームな雰囲気が特徴です。

店内では、郷土芸能である「八丈太鼓」が演奏されることもあります。八丈太鼓は2人一組で両面をたたくのが特徴で、ある日は渡辺志保さん(53)と、進学先の横浜市から帰省していた長男の晴万さん(20)が息の合ったばちさばきを披露しました。志保さんは「息が合わないとうまくいかない。だから、けんかの後に『太鼓をたたこう』と誘うのは仲直りしたい合図です」と語り、島の伝統文化が家族の絆を深める様子を伝えています。

八丈島は、歴史的な観光地としての魅力に加え、クジラウオッチングや新たな特産品、郷土文化など、多様な要素が融合した場所として進化を続けています。島を訪れる観光客は、自然の恵みと人々の営みが織りなす豊かな体験を楽しむことができるでしょう。

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