国宝・松江城天守の大規模改修費が29億円に倍増、工期も3年7カ月に延長
松江城天守改修費29億円に倍増、工期延長で2027年度から

国宝・松江城天守の大規模改修費が29億円に倍増、工期も3年7カ月延長へ

松江市は4月21日、約70年ぶりとなる国宝・松江城天守の大規模改修に関し、費用が29億円に上り、当初の予定と比べて倍増すると発表しました。工期も2027年度から3年間としていた計画が、3年7カ月間に延びる見込みです。

追加調査で判明した雨漏りや外壁欠損が費用増の要因

今回の大規模改修では、屋根瓦のふき替えや壁面の補修を中心に進められます。市による追加調査の結果、天守4階部分で雨漏りが確認され、外壁飾りの一部に欠損が見つかりました。これにより、当初想定していた以上の工事が必要となり、費用が上振れしたのです。

物価高騰や工期延長の影響も重なり、清掃など天守周辺の景観維持にかかる費用も膨らんでいます。松江市は、こうした複合的な要因が改修費の倍増につながったと説明しています。

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改修中も一部公開を継続、財源確保に多角的な取り組み

改修期間中も、一部の期間は天守を公開し、入場料収入を財源に充てる方針です。さらに、「企業版ふるさと納税」などを通じた寄付の募集も積極的に行い、資金調達を図ります。

松江城天守は、日本の城郭建築として貴重な国宝に指定されており、その保存と継承は地域の重要な課題です。今回の改修は、歴史的価値を守りながら、将来にわたって安全に公開するための措置として位置づけられています。

市関係者は、「予想以上の損傷が確認され、やむを得ない判断だった。文化財を後世に残すため、市民や企業の協力を得ながら進めたい」とコメントしています。今後の工程や詳細なスケジュールについては、随時公表される予定です。

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