今年40歳を迎えるベテラン・長友佑都選手が、2026年のワールドカップメンバーに選ばれた理由を考察する。多くのサッカーファンが疑問に思う中、その選出には確かな根拠がある。
長友佑都が持つプロフェッショナルな姿勢
ワールドカップに選ばれるようなトップ選手は、自らの役割に強いこだわりを持ち、途中出場という立場を快く思わないことも多い。しかし、長友選手は極めてプロフェッショナルであり、途中投入でも腐ることなく役割を全うできる。森保監督は戦略的に長友選手をベンチスタートで起用する可能性もある。これは単なる戦力温存ではなく、出場機会を得られない若手選手を支えるベテランとしての役割を担わせるためだ。長友選手ならその難しい立場を受け入れ、チームのために振る舞うことができる。
デュエルとスタミナの衰えなし
長友選手はデュエルの強度や攻守の切り替えを繰り返すスタミナに衰えが見られない。途中投入から自らのマッチアップ相手とのデュエルを制し、担当エリアで相手に自由を与えない役割で大きな力を発揮できる。野球でいう「クローザー」としての役割に適していると言える。
高温多湿環境での強み
長友選手の強みとして、「暑さへの適応能力」が挙げられる。今回の北中米ワールドカップはアメリカ、カナダ、メキシコの3か国共同開催。アメリカのダラスやヒューストン、マイアミ、メキシコのモンテレイでは6~7月でも気温が30度を超え、湿度も高い過酷な環境が予想される。長友選手は22年のカタール大会、14年のブラジル大会を経験しており、高温環境下での国際大会を戦い抜いた経験値は他の選手にはない大きなアドバンテージだ。
暑さの中で伸びるパフォーマンス
昨シーズンのFC東京で、長友選手はディフェンシブサードにおけるスプリント回数がチームトップだった。特に昨年8月から10月にかけてスプリント数が大きく伸びており、一般的には暑熱環境で運動量が低下しやすい中、長友選手はむしろ強さを発揮する。ヨーロッパでプレーする日本代表選手の多くが比較的涼しい環境でプレーしていることを考えると、高温多湿の条件下では長友選手の強みがより際立つ。この点は代表選出の重要な要素だ。
このように、長友選手の代表選出はベテランとしての存在感だけでなく、ピッチ上で果たせる具体的な役割まで評価した結果である。チームに不可欠なピースとして、その価値は明らかだ。



