半数以上が実感する入社後ギャップ、ピークは入社1~3カ月
半数以上が実感する入社後ギャップ、ピークは入社1~3カ月

入社してすぐは気にならなかったのに、徐々に「なんか思っていたのと違うかも…」と感じたことはありませんか? それは、多くの人が経験する“入社後ギャップ”かもしれません。 今回は、20~45歳の男女を対象に「入社後ギャップに関するアンケート調査」を実施しました。どのくらいの人がギャップを感じているのか、そしてその違和感はいつ・どんな場面で強まりやすいのかを見ていきます。

半数以上が“入社後ギャップ”を実感

「現時点で、入社前とのギャップを感じていますか?」と聞いたところ、「かなり感じている」(22.3%)、「やや感じている」(31.3%)となり、合わせて53.6%の人が入社後ギャップを感じている結果となりました。 一方で、「あまり感じていない」は26.3%、「まったくない」は20.0%と、ギャップを感じていない人も約半数にのぼります。入社後の違和感は、多くの人が経験する一方で、感じ方には個人差があるようです。

ギャップは「入社1~3カ月」でピークに

入社期間別で見ると、ギャップは入社直後ではなく、入社1~3カ月で強く感じられる傾向が見られました。 入社直後は、業務内容や職場環境を十分に把握できていないため、違和感をはっきりと認識しにくい状態にあるのかもしれません。一方で、配属や研修を経て実務に関わり始めることで、理想と現実の差が徐々に見えてくるケースも多いようです。こうした変化に伴い、このタイミングでギャップを強く感じる人が増えている可能性がうかがえます。 また、入社から7カ月以上が経つと、強い違和感はやや落ち着く傾向も見られました。

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どんなギャップを感じているのか

では、具体的にどのような部分にギャップを感じているのでしょうか。 全体を見ると、「働き方」(47.8%)や「仕事内容」(46.0%)といった、実務に直結する項目が上位に挙がりました。入社後の違和感は、日々の業務の中で体感される要素に集中する傾向があるようです。 入社前に得られる情報には限りがあり、業務内容や働き方の実態は、実際に働いてみて初めて見える部分も少なくありません。そのため、入社後の経験を通じてギャップを感じるケースが多い可能性がうかがえます。

入社期間によって、感じるギャップは異なる

さらに詳しく見ると、ギャップの内容は入社期間によって大きく異なる傾向が見られました。

入社1~3カ月は“全方位で違和感”

入社1~3カ月では、特定の項目に偏ることなく、さまざまな領域で同時にギャップを感じている傾向が見られました。 なかでも目立つのは、

  • 研修・教育体制
  • 評価・給与

といった、環境や制度に関する違和感でした。 この時期は、入社前に想定していた条件や環境と、実際の運用とのズレが一気に見えてくるタイミングといえます。そのため、“何が違うのか”を探るように、広い範囲で違和感を覚えやすい時期なのかもしれません。

半年以降は“実務ギャップ”へ

一方で、入社から半年以上が経過すると、ギャップの内容には変化が見られました。 中心となるのは、

  • 働き方
  • 仕事内容

といった、実務に関わる違和感です。 入社初期は幅広い項目でギャップが見られる一方、その後は仕事内容や働き方など実務に関する項目へと集中する傾向が見られました。

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ギャップは“どこで”生まれるのか

ギャップが生じるタイミングにも、違いが見られました。 入社初期では、研修中や配属直後といった段階で違和感が発生している割合が高くなっています。 一方で、入社後しばらく経つと、実務の中でギャップを感じるケースが増加する傾向が見られました。 一見すると、研修から実務へ移行する流れを踏まえれば、自然な結果とも考えられます。 ただし、ここで注目されるのは、感じているギャップの内容そのものにも変化が見られる点です。

  • 入社初期 →想定していた内容とのズレ(研修・配属)
  • その後 →実際に働く中での不満(実務)

こうした結果から、入社後ギャップは“期待とのズレ”から“日々の業務の中で感じる違和感”へと変化していく可能性がうかがえます。

ギャップは“段階的に変化する”

今回の調査から、入社後ギャップには一定の流れがある可能性が見えてきました。

  • 入社直後:違和感は表面化しにくい
  • 入社1~3カ月:ギャップが強く意識されやすい
  • その後:実務に対する違和感へと変化

入社後ギャップは一度きりのものではなく、時間の経過とともに形を変えながら現れる傾向があると考えられます。 今、仕事になんとなく違和感を覚えている人もそれは珍しいことではなく、多くの人が同じように経験している可能性があります。自分の状況を少し俯瞰してみることで、これからの働き方を考えるヒントが見えてくるかもしれません。

調査概要

  • 調査時期:2026年6月4日
  • 調査対象:マイナビニュース会員
  • 調査数:男女合計300人
  • 調査方法:インターネットログイン式アンケート