「白黒ポテチ」に目くじらを立てる小ささよ…幹部官僚が漏らした高市政権の限界【2026年5月BEST】
「白黒ポテチ」に目くじら…幹部官僚が漏らした高市政権の限界

2026年5月にプレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3を紹介する。政治部門第3位は「白黒ポテチ」に象徴される高市政権の限界を指摘する記事だ。

政権を蝕む「ナフサ危機」

「ポテトチップスの袋が白黒になる」。そんな異変が日本の産業界で広がり始めている。背景には中東情勢の悪化による「ナフサ危機」がある。しかし高市政権は「必要量は確保できている」と強調する。現場では原材料不足や価格高騰への不安が強まり、幹部官僚からは「官邸は責任を取りたくないだけだ」という声まで漏れ始めた。

ナフサとは原油から精製される粗製ガソリンで、プラスチック容器、食品包装、洗剤、自動車部品、断熱材など多種多様な製品の原料となる。関連する中小企業は2万社、出荷高は30兆円にのぼる。2024年度の減税額は3.2兆円(推計値)で、租税特別措置全体の減税額9.5兆円の3分の1を占める。ナフサは日本の産業全体を支える生命線であり、途絶えれば影響は計り知れない。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

政権の行方を左右しかねない「政治銘柄」

ナフサは政権の行方を左右しかねない「政治銘柄」とされる。戦後の日本経済復興を支え、安いナフサが電気製品や自動車の競争力を生んだ。大蔵省は減税額を減らそうと画策したが、自民党は反発してきた。社会保障財源捻出や環境保護の観点からナフサ免税縮小が検討されたが、産業界や労働組合の反発で立ち消えとなった。

「足りている」と神経質になる官邸

25日、高市首相は「原油もナフサも必要な量は調達できる見通し。ナフサは中東以外からの代替調達で従来の8割まで回復、サプライチェーンに1.8カ月分相当の中間在庫があり、年を超えて供給継続可能」と説明し、「ナフサは足りている」と繰り返し強調した。しかし、現場では懐疑的な見方が広がっている。

振り回される業界関係者の本音

業界関係者は「官邸は責任を取りたくないだけ」と漏らす。実際、ポテトチップスの袋が白黒になる現象は、ナフサ由来の包装材不足を象徴している。国民の間でも危機感が広がり、期待感だけで政権を維持できない状況だ。

「かけ声」より「成果」を

高市政権は「期待感」だけで支えられているが、ナフサ危機への対応が不十分と批判されている。官邸の強気な姿勢とは裏腹に、現場の不安は深刻化。政権の限界が浮き彫りとなっている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ