【6月15日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は14日、自身の80歳の誕生日を祝うため、首都ワシントンのホワイトハウス庭園を血なまぐさい総合格闘技(MMA)の会場に変貌させ、政治的なマッチョイズムを誇示した。米国民主主義の神聖な中心地における前代未聞の光景の中、トランプ氏は数千人のファンとともに席に座り、総合格闘技団体「UFC」のファイターたちが互いに激しく殴り合う様子を観戦した。
ホワイトハウスの南庭でイベントが繰り広げられる中、トランプ氏はそのわずか数時間前に発表したばかりのイランとの和平合意の余韻にも浸っていた。批判的な人々は、現職大統領でありながらこれまでに度々規範を破ってきた、元リアリティー番組の司会者であるトランプ氏によるこのイベントについて、ホワイトハウスの品位を損なうものだと非難している。それでも、トランプ氏と特設の「クロー」と呼ばれる会場に集まった観客や米軍関係者は、むき出しの暴力性に熱狂した。
イベントの詳細
イベントの開始時にトランプ氏は、UFCの代表であるダナ・ホワイト氏とともに大統領執務室を出て、ホワイトハウスのバルコニーに立って国歌斉唱と米軍機12機によるフライオーバーを見守った。筋骨隆々のファイターたちもバルコニーを経由し、ホワイトハウス内部からオクタゴンへの入場を果たした。
ファイターたちの反応
勝利を収めたUFCファイターたちは、古代ローマのグラディエーターのようなスタイルで次々とトランプ氏に敬意を表した。そのうちの2人は、この場所で試合を開催する「度胸」を持っていると、トランプ氏を称賛した。
このイベントは、トランプ氏の80歳の誕生日を祝う一環として行われ、政権の強さと決断力をアピールする場となった。一方で、ホワイトハウスを格闘技の舞台にすることへの批判も根強い。しかし、トランプ支持者やUFCファンからは、斬新で記憶に残る誕生日祝いだと好意的に受け止められている。



