理想の上司に必要な特徴1位は「公平な評価」、嫌な上司は「気分で態度が変わる」
理想の上司に必要な特徴1位は「公平な評価」、嫌な上司は「気分で態度が変わる」

「理想の上司」と聞いて、どのような人を思い浮かべるだろうか。仕事ができる人、厳しく指導してくれる人、話を聞いてくれる人――その答えは人それぞれだ。しかし今回の調査では、多くの人が共通して求める上司像も見えてきた。

理想の上司に最も必要だと思う特徴1位は「公平に接したり評価したりしてくれる」

マイナビニュース会員300人を対象に2026年6月5日に実施したアンケートで、「理想の上司に最も必要だと思う特徴」を尋ねたところ、最も多かった回答は「公平に接したり評価したりしてくれる」(15.0%)となった。次いで、「指示が明確」(14.4%)、「困った時に守ってくれる」(11.8%)という結果に。また、「その他」と回答した人からは「部下に仕事を押し付けない」「有事の際に頼れる」「キャリアにピークを作らない」などの声が上がった。

各項目の回答割合

  • 公平に接したり評価したりしてくれる:15.0%
  • 指示が明確:14.4%
  • 困った時に守ってくれる:11.8%
  • 相談しやすい雰囲気:10.8%
  • 部下の話を聞く:9.8%
  • 感情的にならない:7.2%
  • 部下の成長を考えている:6.5%
  • 細かく管理しすぎない:4.9%
  • ミスを責めない:4.9%
  • ちゃんと感謝を伝える:4.9%
  • 自分も仕事ができる:4.2%
  • オンオフの切り替えが上手い:2.9%
  • その他(自由記述):2.6%

「この上司のもとで働けてよかった」エピソード集

信頼して任せてくれる・挑戦させてくれる

「信頼してくれている」「任せてくれる」など、部下にとっても頼られていることが感じられる上司が理想という声が多く上がった。任せるところは任せ、責任を取るべきところはしっかり引き受ける上司が求められているようだ。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

「任せるところは任せる。責任はしっかりとる。指導できる。対話型」(50代/男性/東京都/営業関連)

「自分のことでいっぱいの上司で、何でも任せてくれた。一緒に責任も取ってくれたので頑張る気になった」(60代/男性/東京都/営業関連)

「新たなチャレンジに対して応援してくれた」(40代/男性/福井県/IT関連技術職)

「『自分のやり方で仕事をやってみろ』と言われ不安になりましたが、『何か問題が出た時には全力でフォローする』と言われ、全力で仕事に向かい合うことができた」(40代/女性/滋賀県/営業関連)

「新卒入社で3カ月後、フランスで3年過ごすための切符を渡されました。『会社が勝手に投資するんだから結果は会社の責任と思ってのびのびやってこい』と言ってくれた。技術だけでなく語学も身につきました」(50代/男性/東京都/メカトロ関連技術職)

「細かいことを言うのではなく、その人の成長を静かに見守ることができる人こそ本当の指導者だと思います」(60代/女性/愛知県/その他・専業主婦等)

部下に寄り添い、話を聞いてくれる

結果だけで判断するのではなく、部下の心理的安全性を確保したり、話をしっかり聞いてくれる上司に感謝する声も寄せられた。インシデントが起きたときも、その事象だけでなく、事情や部下の気持ちも理解しようとしてくれる姿勢が求められているようだ。

「人間味がある上司の下はうれしかった」(40代/男性/東京都/事務・企画・経営関連)

「部下の意見を聞くときまず肯定から入ってくれる」(60代/女性/大阪府/その他・専業主婦等)

「いつも気にかけてくれていて、上司の方から声をかけてくれて相談しやすい雰囲気をつくってくれた」(60代/男性/愛知県/事務・企画・経営関連)

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ

「どうしてそのような結果になったのかの経緯をしっかりと聞いてくれたこと」(40代/男性/新潟県/営業関連)

「私のミスを攻める事なく1人で頑張っていたんだねと言ってくれました。私もこの方のもとで働けてよかったと思いました」(60代/女性/東京都/その他・専業主婦等)

公平で人として尊敬できる

「理想の上司」に最も必要だと思う要素の1位でもあがった「公平に接したり評価したりしてくれる」上司とのエピソードも数多く寄せられた。

「お互いに尊敬しあえるフラットな人間関係」(40代/男性/宮城県/専門サービス関連)

「階級の上下にかかわらず、誰であっても悪いことには厳しく対応し、いいことにはきちんと褒める、善悪の判断がきちんとできる上司がいました。えこひいきをしないで正社員でも非正規雇用の人でも平等に扱うので部署の秩序はよかったですね。厳しく対応するときも要点や改善だけをつたえて長々と説教する事がないので後に嫌な気持ちが残らないし、ミスをどう反省するか理解できる。公私の区別もきちんとしている方で会社の飲み会や行事を大きく減らした実績もあります」(30代/男性/佐賀県/IT関連技術職)

「いつも心身が安定している人、機嫌や体調に左右されないので、安心して接することができる」(40代/男性/京都府/その他・専業主婦等)

頑張りを認めてくれる

成果だけでなく、努力や成長の過程を見てくれ、ねぎらいの言葉をかけてくれたことが印象に残っている人も。何気ないねぎらいの言葉や適切な評価が、仕事へのモチベーションを大きく左右していることがうかがえる。

「成果だけではなく過程も見てくれた」(30代/女性/千葉県/事務・企画・経営関連)

「私が『この人と働けてよかった』と心から感じた上司は、指示を出す際に必ず『目的・期限・優先順位』をセットで明確に示してくれる方でした。以前、複数のプロジェクトが重なり、チーム全体が混乱していた時期がありました。その際、上司は『この資料の完成度は6割でいいから、明日の午前中までに共有してほしい。目的は方向性の確認だから、細かな体裁は後回しでいい』と、求めるアウトプットのレベルを具体的に指示してくれました。この明確な指示のおかげで、私は『どこに力を注ぐべきか』に迷うことなく、最短距離で業務を遂行できました」(20代/女性/東京都/その他・専業主婦等)

「影で誰に言われることもなくしている雑用もちゃんと見ていて評価していること」(50代/男性/大阪府/販売・サービス関連)

「作業後にちょっとした労いの言葉があったり、自分の株を上げてくれる発言をしてくれたりする時に感じる」(30代/男性/神奈川県/その他・専業主婦等)

「自分が気づいていない能力を気づかせてくれて、困難にも乗り越える策を一緒に考えてくれて成長させてくれた」(50代/女性/東京都/メカトロ関連技術職)

「こんな上司は嫌だ」第1位は「気分で態度が変わる」

反対に、「こんな上司は嫌だ」と思う上司の特徴について尋ねたところ、最も多かった回答は「気分で態度が変わる」(14.1%)、次いで「人によって態度を変える」(13.1%)、「感情的に怒る」(12.4%)となった。そのときのコンディションや人によって態度を変えたり、感情をむき出しにする上司は「嫌だ」と思われる傾向にあることがうかがえた。

嫌な上司の特徴ランキング

  • 気分で態度が変わる:14.1%
  • 人によって態度を変える:13.1%
  • 感情的に怒る:12.4%
  • 部下を守らない:11.8%
  • 指示が曖昧:11.1%
  • 手柄だけ取る:9.5%
  • 自分のミスを認めない:8.5%
  • 長時間説教する:6.5%
  • その他(自由記述):3.9%
  • 話を聞かない:3.6%
  • 休日や夜に連絡してくる:3.3%
  • プライベートに干渉してくる:2.3%
  • マイクロマネジメント:0.0%

人それぞれ合う人、合わない人がいるため、理想の上司像は一様ではない。しかし今回の調査からは、多くの人が共通して求めている上司の姿も見えてきた。部下にとって「信頼してくれている」「自分を認めてくれている」と感じられる上司は、自己肯定感を高め、仕事へのモチベーションにもつながるようだ。また、人によって態度を変えず、誰にでも公平に接する姿勢を理想とする声も目立った。一方で、気分や相手によって接し方が変わる上司には苦手意識を持つ人が多いこともうかがえる。特別な能力やカリスマ性がなくても、「話を聞く」「認める」「公平に接する」といった日々の積み重ねが信頼につながるのかもしれない。あなたの職場には、思わず「この人と働けてよかった」と感じる上司はいるだろうか。

調査時期:2026年6月5日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:300人
調査方法:インターネットログイン式アンケート