JALグループ、月面配送に参入「メビウスの方舟」で地球文化を次世代へ
JALグループ、月面配送参入「メビウスの方舟」で文化継承

JALグループのJALUXと日本航空は5月27日、次世代に受け継ぐべき地球上の品を月着陸船に搭載し、月面に保存して未来の世代につなぐ「ARGO PROJECT」(アルゴ・プロジェクト)を開始した。

月面配送サービスを世界初提供

2028年に宇宙ベンチャーのispaceが予定する月面着陸ミッション(ミッション3)で、ペイロード配送契約を締結。同契約に基づきJALとJALUXが、一般企業や個人向けに配送枠を販売する。航空会社が月面配送サービスを提供するのは世界初としている。

「メビウスの方舟」で文化を保存

専用ボックス「メビウスの方舟」(Ark Relaying for Generations Onward)は、かつて存在した大航海時代の「アルゴ船」をモチーフに、次世代へ受け継ぐ方舟という思いを込めたプロジェクト。地球環境の影響を受けない月面環境に文化を保存し、未来の人類に開封される日を待つ。

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専用ボックスには、地域や企業と連携して集めた特産品や製品など、現代の文化を反映した品を格納。内部は区分けされ、月面環境に耐える素材で搭載品を保護する。

配送の仕組みと今後の展望

ispaceの月着陸船「ULTRA」で月面まで配送・設置。月面到達後には専用ボックスの撮影も予定している。

JALグループとispaceは2025年11月に月面配送・運航分野での協業検討に関する覚書を結んでおり、今回の契約はその具体化の第一歩となる。

ispaceの挑戦

ispaceは過去に月探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション1、ミッション2で月面着陸に挑んだが、いずれも着陸には至っていない。ミッション3では新型月着陸船「ULTRA」を使用する予定だ。

関連記事:ispaceは5日、民間月探査プログラム「HAKUTO-R」を7日で終了すると発表した。2018年9月の開始から7年間のプロジェクトだった。また、ispaceは月面着陸に挑戦した「RESILIENCEランダー」との通信が回復できないため、ミッションを終了すると発表。月面にハードランディングした可能性が高いという。

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