Google、ストリートビューとAIで現実世界を仮想空間に
米Googleは2026年5月19日(現地時間)、仮想世界のAI生成・探索技術「Project Genie」とストリートビューの連携機能を発表した。ストリートビューの実景画像とAIによる仮想世界生成を組み合わせ、実際に存在する場所を基にした仮想環境の探索を可能にした。
Project Genieとは
Project Genieは、販売用ワールドモデル「Genie 3」を活用し、テキストや画像から仮想世界を生成・探索できるサービスのプロトタイプ。一般的な動画生成AIと異なり、ユーザーの操作に応じて環境がリアルタイムに変化し続けるのが特徴で、1月から米国の一部地域で試験提供されている。
新機能の詳細
新機能では、Project Genieでワールドを作成する際に、ストリートビューを基に実際の場所を参照可能になった。利用者はマップのピンをタップして米国内の場所を選択し、「現代の街」や「戦国時代」といったスタイルを指定。その後、好きな動物やコミックのヒーロー、クレイアニメのモンスターなど、配置したいキャラクターを指定すると、選択した場所をスタート地点として、その場所を舞台にした世界を生成する。
具体的な活用例
例えば、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ周辺で「オーシャンワールド」スタイルを選択すれば、海中に沈んだ橋の周りを魚の群れとともにスキューバダイビングが可能。ほかにも、テキサス州のフォートワース・ストックヤードで「西部劇フィルム」スタイルを選べば、1920年代のサルーンやクラシックカー、銃撃戦が立ち並ぶ世界を見ることができる。
今後の展開
選択できる場所は米国内の一部エリアに限られるが、今後対象地域を段階的に拡大する予定。機能自体は世界中で利用可能で、AIサブスクリプション「Google AI Ultra」(月額200ドル)加入者向けに順次提供される。



