Anthropic、SDK開発企業Stainlessを買収
Anthropicは5月18日(現地時間)、SDK(ソフトウェア開発キット)およびMCP(Model Context Protocol)サーバツールの開発企業であるStainlessを買収したと発表しました。買収総額などの詳細は公表されていません。
Stainlessは2022年に創業された、ニューヨークに拠点を置く非公開企業です。同社はAnthropicのAPI向け公式SDK一式を当初から手掛けており、TypeScript、Python、Go、Java、Kotlinなど複数の言語向けSDKをAPIの仕様から自動生成するツールを提供しています。数千社がStainlessのSDK、CLI、MCPサーバ生成ツールを利用しているとされています。
買収の狙いと今後の展開
Anthropicのプラットフォームエンジニアリング責任者であるケイトリン・レッシー氏は、「エージェントは接続できる先があって初めて有用になる。Stainlessチームを迎え入れることで、ClaudeがデータやツールにアクセスできるAIエージェントの外部連携をさらに強化していく」と述べました。
Stainlessを創業したアレックス・ラトレイCEOは、「AnthropicはSDKの品質を重視した最初期のチームの一つだ。ClaudeプラットフォームでこれまでのSDK開発の仕事を継続できる」と語りました。
AnthropicはMCPを策定・公開したことで、AIエージェントが外部ツールやデータと接続する標準規格の普及をリードしてきました。今回の買収により、Claude APIの開発者体験とエージェント連携機能のさらなる拡充を目指します。
関連する最近の動き
Anthropicは5月12日、AIアシスタント「Claude」において、法律業界で使用されているソフトウェアとClaudeを連携させる20種類以上の新しいMCPコネクタと、特定の法律業務や専門分野に特化した12種類の新しいプラグインをリリースしました。また、金融サービス企業向けに10種類のAIエージェントテンプレートを公開し、Microsoft 365との連携強化や外部データプロバイダーとの接続も発表しています。
さらに、Claude向け「Connectors Directory」を公開し、MCP準拠のツール連携を簡素化。NotionやCanvaなどと連携し、資料の編集などを対話で行えるようにしています。
一方、GoogleはAIコーディングツールWindsurfのCEOらを引き抜き、OpenAIが買収交渉中と報じられていたが、Microsoftとの契約が障害となり難航。WindsurfのチームはGoogle DeepMindに参加するとされています。



