調査会社オムディア(Omdia)は、アジア太平洋地域における5Gの人口カバー率が、2026年には45%に達するとの予測を発表した。2022年の25%から大幅な増加を見込んでおり、同地域のデジタル変革を加速させる要因となるとしている。
5G普及の牽引役は中国とインド
オムディアのアナリストは、中国とインドが5G普及の主要な牽引役になると指摘。中国は既に世界最大の5G市場であり、2026年までに人口カバー率90%以上を達成する見通し。一方、インドは2022年に5Gサービスを開始したばかりだが、政府の積極的な政策と低価格帯のスマートフォン普及により、急速にカバレッジを拡大すると予想される。
日本や韓国も高い普及率
日本や韓国などの先進国も、5G人口カバー率で高い水準を維持。日本は2026年までに約80%のカバー率を見込み、韓国は既に90%以上を達成している。これらの国々では、5Gを活用したスマートシティや自動運転などの先進的なユースケースが進展するとみられる。
東南アジア諸国でも拡大
東南アジアでは、タイ、マレーシア、ベトナムなどが5G展開を加速。これらの国々では、政府がデジタル経済の成長を後押ししており、5Gネットワークの整備が進んでいる。ただ、カバー率の拡大には周波数帯の割り当てやインフラ投資の課題が残る。
オムディアは、アジア太平洋地域全体の5G加入者数も2026年には約12億人に達すると予測。これは世界全体の5G加入者の約60%を占める計算になる。同地域の5G市場は、今後も高い成長を続けるとみられる。



