トランプ米大統領は26日、国連安全保障理事会の会合で北朝鮮に対し、完全かつ検証可能な非核化を達成するまで制裁を継続するよう訴えた。同氏は「我々は北朝鮮が非核化するまで制裁を解除しない」と強調し、国際社会に結束を呼びかけた。
トランプ氏の演説内容
トランプ氏は演説で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との首脳会談について「進展があった」と評価する一方、核廃棄が完了するまでは「最大限の圧力」を維持する必要があると述べた。また、北朝鮮が非核化の具体的な措置を取るよう求め、米国としても対応する用意があると表明した。
韓国大統領の同調
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も同会合で発言し、北朝鮮の非核化に向けた国際的な協力を呼びかけた。文氏は「北朝鮮が完全な非核化を決断すれば、国際社会は安全保障と経済発展を支援する」と述べ、制裁維持の必要性に理解を示した。
ロシア・中国の反応
一方、ロシアと中国は制裁の早期緩和を主張。ロシアのラブロフ外相は「制裁は北朝鮮の経済を圧迫し、人道状況を悪化させている」と指摘し、対話促進と制裁緩和を求めた。中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相も同調し、「制裁は目的ではなく手段であるべきだ」と述べた。
安保理の今後の動向
安保理では、北朝鮮問題を巡り米国とロシア・中国の立場の隔たりが浮き彫りとなった。米国は引き続き制裁維持を主張するが、ロシア・中国は段階的な制裁緩和を提案しており、今後の協議の行方が注目される。
トランプ氏は演説の最後に「非核化のプロセスは時間がかかるが、忍耐強く取り組む」と述べ、外交的解決への意欲を示した。



